キャンプ・アウトドアでシーシャを楽しもう!
シーシャは、中近東が発祥と言われる水タバコです。エキゾチックなガラスの縦長のパイプに、フレキシブルに曲がるホースが付いた器具で、煙を吸ってくつろぐ姿を中近東の動画などで、見たことがあるのではないでしょうか。炭を使って熱したタバコ葉の煙を、水をくぐらせて、ろ過した煙を吸います。リラックスした時間と空間を作り出すことができます。
そもそもシーシャとは?
「シーシャ(Shisha)」はアラビア語で「水タバコ」という意味です。英語では「フーカ(Hookah)」と言います。
発祥はトルコ、イラン、エジプトなど諸説あり、どれも明確では有りませんが、中近東のエリアであることは想像に難くありません。中近東エリアからインド北部、中国、東南アジアの各国に伝わったと言われていて、現在でもそれらの地域で人々が、コーヒーなどと共に親しむ姿が紹介されています。発祥は紙タバコより古く15世紀とも16世紀ともいわれています。
シーシャの構造は、水をためるパイプ(ガラスの壺)に、ステムと呼ばれる煙を通す管が合わさった構造部分と、タバコを暖める火皿、そして煙を吸うホースが基本的な構造です。火皿は、皿部分にタバコ(フレーバー)を入れて蓋を載せ、さらに蓋の上に熱源となる火の付いた炭を載せて、タバコ葉を暖めます。シーシャは一度火を点けると、ゆっくり燃焼するので一時間くらいの間、楽しむことができます。
シーシャの構造は、複雑に見えますが、上部に有る火皿の煙が、まっすぐ下に伸びた煙管がパイプ(壺)の中まで届き、吸われた負圧によってパイプ(壺)の中に溜まっている水をくぐり抜けます。くぐった煙はパイプ(壺)の水の上の空間に溜まり、人がホースを吸うと煙がホースへ流れます。
水の中をくぐった煙は、水がフィルターとなって温度が下がります。煙は温度が下がるとまろやかな味わいになります。タバコに含まれるニコチンやタールが、水のフィルターで減少する効果もあるようです。タバコ葉には、リンゴ、柑橘系などたくさんの種類のフレーバーがあり、香りを楽しむアロマテラピーの効果も期待できます。
アウトドアシーシャで必要なもの
シーシャを楽しむのに必要なものは、シーシャの器具一式、タバコ葉(フレーバー)とボトルに入れる水、そして炭火です。
シーシャの器具は
- HMS(Heat Management System)と呼ばれる炭火を載せる火口
- タバコ葉フレーバーを入れるボウル
- 水の入ったパイプ
- 煙を口に運ぶホース
- ボウル、パイプ、ホースをつなぐステム
以上の5つのパーツを組み合わせています。シーシャの専門店では、それぞれ好きなパーツを別々に購入することもできますが、それらが1つのセットになったものが一般的で、初心者にもお勧めです。最初に買うシーシャはパイプ(壺)の大きなシーシャが、水の量の調節がしやすく、味の調節がしやすいのでお勧めです。安定した煙が吸えます。
シーシャはタバコの葉を炭の熱で温めて煙を立たせます。シーシャのためだけに炭火を起こすのは大変ですが、焚き火の周りでくつろぐシチュエーションでは炭火の調達がしやすくゆったりした時間をリラックスして過ごすことができます。
外にシーシャを持ち出す際の注意点
シーシャは、室外に持ち出すにはちょっと大きく、持ち歩きには適していない喫煙具です。パイプ(壺)はガラス製のものが多く、当然割れやすいので専用のケースに入れられるものが有用です。外へ持ち出すときには、ケースの中にフレーバーや、ホースなど忘れやすい小物も入れて置きます。そうすればパーツを忘れて現場でがっかりすることもないでしょう。
炭は素材により燃焼時間が違いますが、だいたい10分ほどで新しい炭と交換します。タバコ葉はだいたい1時間ほどかけて燃焼しますので、火種は途切れさせないように常に炭を起こしておきます。焚き火が有れば火種の調達がしやすいのでお勧めです。
火と炭を使うので、必ず取扱方法をよく理解してから使用して下さい。炭はトングを使うなど、正しく取り扱いましょう。炭や火皿部分は燃焼中に高温度になります。もちろん不用意に触ると火傷します。火を点けている間は、グループ外の人や、お子さんがシーシャに触れないよう気を配りましょう。
燃え尽きたタバコ葉や炭の処理は、土に撒いたりせず、完全に冷えてからゴミとして処理します。キャンプ場などでは、一般的なタバコや、焚き火の後始末と同様にルールに則って処理をしましょう。
また、シーシャはタバコであることには変わりありませんので、二十歳以上の人が対象です。禁煙となっているエリアや、近くにお子さんが居る時には、吸わないなど社会人としての配慮が必要です。
自然豊かな場所でアウトドアシーシャを満喫しよう
普段からタバコを吸っている人はもちろんですが、ニコチン、タールが水フィルターで軽減されるシーシャは、普段タバコを吸わない人でも楽しむことができます。キャンプ場で食事後のまったりした時間や、自然豊かなフィールドで休憩をする時など、アウトドアで楽しむシーシャは、リラックスする時間を作り演出するおしゃれな道具でもあります。
試したことが無いのにいきなり購入するのはちょっと、と言う方は、シーシャのレンタルがおすすめです。
※RvingJAPANではアウトドア用のシーシャを貸し出していますので、シーシャを試してみたい方はぜひご利用ください。
キャンピングカーのレンタル|RVing JAPAN(アールヴィング・ジャパン)
是非アウトドアでのシーシャを満喫してください。