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唯一無二の魅力!キャンピングトレーラー「エアストリーム」

アメリカンキャンピングトレーラーの代名詞、エアストリームをご存知でしょうか?航空機のようなアルミボディと丸みを帯びた独特のフォルムは強いインパクトを受けます。アメリカのキャンピングカー文化を伝えるエアストリームについて、その魅力をお伝えします。

 

映画やドラマで登場!アルミボディが特徴のエアストリーム

エアストリームのキャンピングトレーラーは、1930年に創業者ワーリー・バイアムによって製造がスタートしました。ワーリー・バイアムは西部開拓時代の幌馬車を改良してキャンピングトレーラーを作りたいと考えていました。初めて作ったトレーラーは現在のモデルとは違い、宇宙船に車輪を付けたようなデザインでした。そのモデルはすぐに売れてしまい、やがて現在のモデルに通じる他に類を見ないアルミ合金の板で覆われた、丸みを帯びた流線形のボディが生み出されました。それは当時の飛行機の構造をモデルにして、軽くて空気抵抗の少ない形状になりました。

 

エアストリームは、当時から現在までフレームにアルミ合金の板でできており、曲面に折り曲げられた板それぞれがリベット止めされた構造です。当時のものはさらに鏡面仕上げで磨き上げられていました。

アルミボディは耐久性も高いので、今となってはクラシカルに感じるその初期のフォルムのエアストリームたちは、トレーラーとしての役目を終えた後も、よく住居として使われています。または、塗装されて移動店舗などとしても良く使われています。当時のものは中古車市場でも人が高く、高値で取引されています。

 

古き良き時代から愛され続けるエアストリームは、映画やドラマにも良く登場します。特に 若き日のレオナルド・ディカプリオとジョニー・デップが共演する「ギルバート・グレイプ」やベン・アフレック主演の「ザ・コンサルタント」では、ほぼ全編にエアストリームが登場します。

ロードムービーなどアメリカ大陸を自動車で移動するストーリーなら、きっとどこかにエアストリームを見つけることができるでしょう。

目立つフォルムのトレーラーは画面の片隅に登場するだけでもエアストリームだとわかります。

 

エアストリームは年代ごとに異なる魅力がある!

1930年代の初期のモデルでは、現在のエアストリームのイメージとは少し違う宇宙船のような形の物が手造りで作られていました。その後に飛行機の構造を手本にしたアルミ合金の板をリベットで止めたモデルが作られ始めました。その構造は、耐久性と軽量化、耐久性を兼ね備えています。それから1970年代までほとんどモデルチェンジされることなく作られ続けました。それらのモデルでは、外装パネルは鏡面仕上げされていてピカピカと輝いていました。当時のモデルは今でも表面を磨くと、輝きを取り戻すことができます。

 

現在のモデルも、それ以前と同じアルミ合金ですが、1975年を境に表面処理にフッ素コーティングが施されるようになり、鏡面仕上げでは無く、艶を控えめにした落ち着いた雰囲気になっています。

 

1980年に、エアストリーム社は、大手のキャンピングカーメーカーのTHOR Industory社に買収されて子会社となり、製作されるトレーラーはモデルチェンジを繰り返すようになりました。また、ボディサイズがだんだん大きくなり、豪華になっていきました。そしてラインナップも増えていきました。

 

現行モデルでは、日本ではBANBI(バンビ)と名付けられた一番小さいモデルに人気がありますが、これは1960年代から販売されているモデルです。コンパクトながらエアストリームらしいデザインで人気があります。

もっとも大きいモデルは最長33フィート(約10m)あり、フラッグシップモデルのCLassic(クラシック)は豪華な家具や調度品が設えられ、動く別荘と呼ばれます。

 

耐久性に優れたエアストリームは、住居並みに長く使うことができるので、内装家具や機材の入れ替えができるように、すべての内装、家具機材がメインドアから出し入れできるように設定されています。

     

 

住居・キッチンカー・オフィスなど使い方も様々

エアストリームは独特な構造から、一般的なキャンピングトレーラーより高価です。しかしそのボディは耐久性が高く、長く使うことができます。アルミ合金のボディは劣化が少ないので、本国アメリカではトレーラーハウスとして固定された状態にして住居として使われています。日本国内でも定置されて住居にした例も何軒かあります。賃貸スペースとして貸し出されているところもあります。また、別荘やオフィスとして利用したり、キャンプ場で固定された宿泊施設などに使われています。固定されたイベントブースやオフィス、店舗などとして使われます。

 

独特でよく目立つ形状から、宣伝のためのアドカーとして使われたり、厨房設備などを追加し、キッチンカーに改造され使われたりしています。大型の車両ではアメリカンダイナー風のテーブルとイス、カウンターなどを設けて、レストランやカフェなどの営業スペースとしても使われます。

 

最近のコロナ禍の影響もあり、モバイルワークが推奨されていますが、最新のエアストリームを移動可能なオフィスとして使うモデルも販売されています。

     

 

ヴィンテージトレーラー「エアストリーム」は国内外で人気急上昇中!

1930年代から製造されているエアストリームは、高価ですが耐久性が高くて長持ちするので、たくさんの中古車が有りそれらも人気があります。特にヴィンテージと呼ばれる1975年以前のモデルは特徴的な鏡面仕上げのモデルに人気があります。

この記事を書いたのは
RVing JAPAN ブログ部

みなさまのRVライフ・キャンピングカーライフを盛り上げようとブログを書いています!車あそびを全力で応援するRVing JAPANブログ部です♫

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