キャンピングカーで生活できる?コツや注意点・コストをご紹介
キャンピングカーがあれば食事と就寝、シャワーとトイレ、そして移動と生活のすべてを集約することができます。ではキャンピングカーで生活することは可能でしょうか?
この章では、遊牧民のように定住場所を決めずにキャンピングカーで移動しながら生活する方法について説明します。
キャンピングカーで生活するためにやるべきこと
ITの発達により固定した勤務先を持たないWEBライターやデザイナー、はたまたブロガーやYouTuberなどノマドワーカーが増えてきました。また、リモートワークが進み、仕事のすべてができるようになり、出勤する必要がなくなった人も増えています。昔からの夢で、定年退職後の自由な時間をキャンピングカーで暮らしたいとか、いろいろな理由は有るでしょうが、キャンピングカーだけで場所と時間に縛られない自由な暮らしをしたいと考える人が増えています。
キャンピングカーは生活のエッセンスが詰まっています。収入に心配がない、もしくは収入を得る必要が無くて、決まった所に出勤する必要が無い人たちならば、充分に生活ができるでしょう。
キャンピングカーで生活するためには、まず生活できる基盤を整えます。日本に居住する限り住民票を登録していないと、日本国内では生活ができません。それは納税や、国民保険の登録などのためはもちろんのこと、免許証の申請、更新もできませんしキャンピングカーの購入、車検の申請もできません。
住居を残したまま、遊牧民生活を行うならば、住居を拠点にすれば良いのですが、キャンピングカーに生活のすべてを移して、住居を引き払ってしまう場合には、どこかに住民登録を移さなければなりません。親兄弟や親せき、または仲の良い知り合いの住まいにお願いして同じ住所で住民登録をさせてもらうのが良いでしょう。税金の納付書や、郵便などはその住所に届きます。プライベートにかかわるものも送られてくる場合がありますので、知人、友人に依頼する場合には注意が必要です。
キャンピングカー生活はどれくらいコストがかかる?
一般的な住宅、アパートなどで暮らすよりは割高な生活費が必要です。
収納スペースや冷蔵庫内のスペースの少ないキャンピングカーは食料の買い置きができません。必要な時にコンビニエンスストアなどで購入することができるので、暮らしぶりには影響ないですが、スーパーマーケットで購入するよりは少し割高になります。
光熱費に関してはキャンピングカーの仕様によって変わります。キャンピングカー内で消費する電気はセカンドバッテリーから供給されて、それが走行中に充電されるならば、キャンピングカーの維持費(燃料費)に含まれます。ソーラーパネルから充電される仕様ならば、充電にかかるコストは有りません。
コンロについてもキャンピングカーの仕様によります。
LPGガスを使う仕様であれば、定期的にボンベの交換が必要です。
夏冬のエアコンについても同様にキャンピングカーの仕様によりますので一概に言えませんが、サブバッテリーや、発電機など併称する必要もあるでしょう。走行用エンジンをかけたまま就寝するのは周りの迷惑になるので、止めましょう。
キャンピングカーにシャワーがついていたとしても、たまには風呂にも入りたくなるでしょう。銭湯を利用するには入浴料が必要です。東京都内では一回470円です。
洗濯に関しては、コインランドリーなどを利用することになるでしょう。乾燥まで含めると一回に500円程度は必要です。
キャンピングカーの維持費も忘れてはいけません。8ナンバーのキャブコンであれば2年に一度車検を受けます。最低でも10万円程度は必要で、部品交換、修理などの費用は別です。毎日運用するので、交換部品は多くなるでしょう。
自動車税は排気量によって変わりますが一年に一度3万円~6万円程度かかります。
任意保険も必要です。
毎日移動するのであれば、燃料代が走行距離に応じて必要になります。夜間にRVパークやオートキャンプ場などに宿泊するならば、一日1000~5000円必要です。
キャンピングカー生活のコツ・注意点
キャンピングカーで生活するには、基本となる衣食住を車の中で行えるように整えることが必要です。
キャンピングカーは住居として最低限となる機能と設備を持っています。トイレやシャワーが付いていれば車内から出ることなく、生活ができるでしょう。水は車内のタンクから供給されますので使える水の量には制限があります。また排水も汚水タンクに貯められ、これも容量に制限がありますので、どちらもある一定の期間で水の補充と、汚水の廃棄をする必要があります。
洗濯に関しては、水を大量に使うので、タンクの水を使うのは難しいでしょう。コインランドリーなどをうまく利用して行いますが、車内のスペースに干せる量が洗濯できる量となります。乾燥機なども上手に利用しましょう。
食料は、車内のキッチンで調理できますが、冷蔵庫などの保管スペースは少ないので、必要な食材をその都度、最低量を購入することになります。道の駅では地元産の野菜や、食材が良く売られています。また、多くのスーパーマーケットには駐車場がありまので、キャンピングカーを駐車して買い物ができます。スーパーマーケットにはその土地ならではの食材や、地場ならではの安価で購入出来たりします。
衣類は、夏、冬の衣類と寝具のすべてを車内に保管するのは収納スペースの大きさから難しいです。使用しない衣類などは、親兄弟に保管を依頼するか、収納コンテナなどを借りて保管します。
前記しましたが、住所はどこか決まった場所に設定して住民登録をしておくことが必要です。住民登録が無いと、税金の納入やや車両の登録、免許証の発行などができなくなります。その場所に住んでいる必要はありませんが、郵便物などが届くことが必要で、親兄弟か親戚、などの住所に、必ずその土地の所有者の承認を得てから登録してください。
夢のキャンピングカー生活のために、しっかりと準備を!
キャンピングカーで流浪の生活を送るのは夢があって憧れですね。
自由な生活の反面いろいろな規約と制限もありますので一つ一つクリアして、キャンピングカーでの生活を実現させてください。