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キャンピングカーに発電機はいる?特徴やメリット・デメリット

キャンピングカーには電気を使う装備が多く使われています。照明はもちろんですが冷蔵庫やエアコンなど長時間電気の供給が必要なものや、電子レンジなど大きな電気容量が必要なものがあります。これらを使うときには容量の大きい電源が必要となります。また、容量は小さいですが、スマートフォンの充電やパソコンなど、日常的に使われるようになりました。もしもキャンピングカーに装備されたバッテリーでは必要な電力量に不足したらどうしたら良いでしょうか、そんなときに発電機が必要です。

キャンピングカーに発電機があると便利な場面

キャンピングカーを含む自動車は走行中にエンジンによって発電しています。そして走行に必要な電気と、カーオーディオやナビゲーションなどへ電気を供給しています。しかしエンジンを止めると、電気の供給も止まります。

 

ここ最近のキャンピングカーには、容量の大きいサブバッテリーが搭載されています。エンジンを止めたあとはサブバッテリーから照明や冷蔵庫などへの電気の供給をします。サブバッテリーは出発前に充電するか、走行中のエンジンによる発電により、充電されています。

 

夏場や梅雨時のキャンプでは、エアコンを使いたいシチュエーションがあります。今はキャンピングカー用の小型のエアコンがあり装備できるようになりました。また、家庭用のエアコンを流用してキャンピングカーに取付けることもあります。それらのエアコンは短時間であればサブバッテリーから駆動できますが、長時間ではバッテリーが持ちません。不足する電力を補うためには、走行用のエンジンをアイドリング状態でかけ続けなければなりません。しかしオートキャンプ場やRVパークなどでは、他の利用客への配慮のため、アイドリング状態を続けることは禁止されています。

 

オートキャンプ場やRVパークでは、キャンプサイトにAC電源が用意されていて、有料で使えるところがあります。その電気でエアコンや照明などの電気を賄えます。ただ、必ずしも総てのサイトでAC電源が使えるわけではありません。コンセントの数と使用できる電源容量に限りがあるので、注意が必要です。

 

また、大きな容量のサブバッテリーを積んでいても、連泊する場合や、昼間の移動距離が短いとサブバッテリーへの充分な充電ができずに、その容量を使い切ってしまうことがおきます。そんな時に発電機が必要になります。

発電機の種類は主に2つ

キャンピングカーで使われる発電機は大きく分けて、ポータブルタイプと車載タイプの2種類が有ります。ポータブルタイプはその名のとおり持ち運びのできる小型の発電機です。キャンピングカー専用ではなく必要な発電量を賄えて、車に乗せられるものを選んで使います。

 

車載タイプはキャンピングカーのオプションとして用意され、キャンピングカーの一部に固定されます。いずれのタイプも燃料にガソリンを使用します。ポータブルタイプにはカセットボンベを燃料とするものがあります。どのタイプもエンジン音と排気ガスが出ます。

 

ポータブルタイプは、上記のように決まった型式のものがあるわけではなく、市販されている小型の発電機の中から自由に選びます。発電量と排気量がいろいろあり、重量も20kg以下のものが多く、一人で持ち運びできるサイズが選ばれます。排気量が小さいので、もともとエンジン音は小さいですが、消音性に優れた機種があります。排気ガスが出ますので車内では稼動できず、発電時には車から降ろして使います。発電量はおおよそ900~2000Wです。

 

車載タイプは発電機そのものが大きくて、ヨーロッパ製や日本製のキャンピングカーにはあまり装備されていません。アメリカのキャンピングカーには、多くの機種でオプションにて装備されています。車の後部にやや大きめの排気量の発電機が固定されます。製造時にオプションで装備され、後付けは難しい装備です。基本的に持ち運び、取外しをしないので、発電機自体が大きく重いものが取り付けられます。発電量は2500~8000Wとなります。発電機の始動、停止が車内から操作できるのがメリットとなります。燃料は専用の燃料タンクへガソリンスタンドで給油するので、車内に燃料タンクを保管する必要がありません。発電時のエンジン音は大きめになりますが、発電機自体を防音材に囲まれたスペースに入れられ、静音性を高めたものがあります。

発電機を使用する際の注意点やデメリット

発電機はポータブルタイプ、車載タイプともに、エンジン音と排気ガスが出ます。発電機を使用する際には、その場所が発電機の使用を許可されているかどうか確認するとともに、周りの車、歩行者、住宅などの迷惑になることはないか、十分に配慮して使ってください。

 

ポータブルタイプは持ち運びできるメリットがありますが、補充用の燃料は発電機とは別に携行用タンクを用意し、取り扱いには十分注意が必要です。発電時は排気ガスが出てエンジン音も発するため、キャンピングカーの外に置く必要があります。風向きや、騒音を考慮してキャンピングカーから少し離れた場所に置きます。燃料の消費量が車内からはわかりづらいので、ガス欠で停止したら車を出て補充することになります。雨の日や夜間などは少し面倒に思える作業になります。

 

発電機は消費電力が大きいとき、エンジンの回転数が上がり、騒音が大きくなります。その点で、使用する機器の消費電力に余裕を持った発電機の選定が必要です。また、ポータブルタイプは車載用発電機に比べて発電容量があまり大きくないので、エアコンと電子レンジなど消費電力の大きい機器を同時に使うことができません。

 

車載タイプの発電機は後付けが難しく、新車購入時にオプションで取り付けるか、既についている中古車を購入することになります。発電機自体が大きく、燃料タンクも車に取り付けるため、キャンピングカーのスペースを大きく専有します。また、重量も大きいため、キャンピングカーの走行性能や燃費に影響があります。そしてどうしても気になるのがエンジン音と排気ガスです。走行用エンジンに比べれば排気量の小さいエンジンですが、アメリカ製のキャンピングカーに取り付けられる発電機は、やはりアメリカ製のものが多く、故障したときには製造元から部品を取り寄せるため時間が掛かり、高額になります。また、大きな発電機はポータブルタイプに比べて騒音が大きく排気ガスの量も多いので、周囲への配慮が大切です。

 

発電機を載せて豊かなアウトドアを

キャンピングカーの発電機についていろいろメリットとデメリットを紹介してきましたが、デジタルの機材をみんなが使うようになり、キャンプであっても電源は常備する時代になりました。いずれは性能の良いバッテリーや、ソーラーパネルなどの発電装置に置き換わるかもしれませんが、いつでも発電できる安心感は、他には代えられません。

この記事を書いたのは
RVing JAPAN ブログ部

みなさまのRVライフ・キャンピングカーライフを盛り上げようとブログを書いています!車あそびを全力で応援するRVing JAPANブログ部です♫

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